ネット上には、仮性包茎手術を勧めるサイトやブログが多数あります。
それらのサイトやブログに共通しているのは、不安をあおる言葉です。
仮性包茎のままだと女性から嫌われるだけではなく、感染症や性病になるなど男性の不安をあおっています。
こうした広告を見てしまうと、仮性包茎の男性は手術を受けなければいけないと思い込んでしまうかもしれません。
しかし仮性包茎の不安をあおり高額な料金を請求したりする詐欺は、古くからある手法です。
ネットで過度に不安をあおる広告を見ると心配になりますが、一旦冷静になることが大切です。
仮性包茎手術詐欺の一般的な手口
包茎手術に関する詐欺の一般的な手口とは、不安をあおる広告で患者となる男性を集めて高額な治療を勧めます。
たとえば広告では低料金を表示しているのに、カウンセリングではそのプランでは治療できないと伝えて、高額なプランに勧誘していきます。
勧誘を断ってもしつこく勧めて、それでも断り続けると強引に契約を結ばそうとしてくる悪徳クリニックもあるほどです。
またカウンセリングでは高額な仮性包茎手術のプランに勧誘するだけではなく、無関係な治療を提案してくることもあります。
具体的にはペニスの増大や長茎など、サイズアップ関連の手術です。
仮性包茎の男性はペニスのサイズに悩んでいるケースも多いので、こうした治療を勧められると受けたくなるかもしれません。
そもそも医師に勧められると本当のことかと思い込み、高額なプランを迷わず契約してしまう男性もいるでしょう。
ですが不安をあおり高額プランや別の治療を勧誘する手口は、一般的な包茎手術詐欺の手口です。
本来なら必要のない治療を受けたり、相場より高額な料金を支払わされ金銭的な負担が増大してしまうために、カウンセリングなどで医師から勧められてもきっぱりと断る勇気が大切です。
仮性包茎手術詐欺に騙されないためのポイント
専門家である医師にこのプランでは仮性包茎を解消できない、こちらの高額なプランの方が良いといわれてしまったら、素直に信じてしまうかもしれません。
またペニスのサイズに悩みがあるときにサイズアップの手術を勧められると、同時に受けた方が良いと思ってしまうでしょう。
しかし仮性包茎手術詐欺が広まっている現状では、専門家の言葉を素直に信じるのは危険です。
本当に患者のことを考えアドバイスする医師もいますが、一部にはクリニックの利益を優先し患者を蔑ろにする医師がいるのも事実です。
実際に過去には仮性包茎手術詐欺で大きなトラブルも発生しているので、たとえ専門家の意見であっても警戒心を持つのは大切です。
ですから仮性包茎の手術は、即決しないことが大切です。
詐欺を行う悪徳なクリニックは、カウンセリングを受けた当時に契約させようとしてきます。
しかし基本的に仮性包茎の手術は、緊急性はなくすぐに決める必要はありません。
一度持ち帰って本当に必要なのかじっくりと考え直したり、別のクリニックでカウンセリングを受けるのも良いでしょう。
別のクリニックでカウンセリングを受ければ、医師の言葉が真実か判断できますし料金が適正であるかも見極められます。
仮性包茎に手術は必要ない
日本人は仮性包茎を悪と考え、機会があるなら手術を受けて治療すべきという考え方が主流です。
しかし仮性包茎というのは、病気ではありません。
包皮が亀頭を覆っているだけなので、広告にある感染症になるリスクや性行為に問題が起きる可能性はごくわずかです。
感染症も毎日丁寧に洗ってペニスを清潔に保っていればリスクはほぼありませんから、過激な言葉を使う広告は不安をあおっているだけと言っても過言ではありません。
また仮性包茎では高額な料金を請求される詐欺的なトラブルだけではなく、失敗し後遺症が残るといったトラブルも報告されています。
もちろん実績があり多くの人から信頼されるクリニックなら、不安をあおったり詐欺的な手口は使わず、患者のことを第一に考えた治療をしてくれるでしょう。
その結果失敗することもなく、納得した仮性包茎の治療を受けられます。
ですが利益優先の悪徳なクリニックは料金を騙し取ったり、技術も未熟で失敗に終わるケースもあります。
もし高額な料金を騙し取られたり後遺症が残ったら、被害者の男性は包茎手術を受けたことを後悔するでしょう。
トラブルに巻き込まれ後悔したくないなら、本当に必要であるか真剣に考えてください。
まとめ
男性の不安な心理につけ込む仮性包茎手術詐欺は、数十年前から存在しています。
現在は昔とは違いネットで簡単に情報を発信し宣伝できる時代なので、不安につけ込む言葉は過激になりネット上では仮性包茎は手術で治すべきとする意見が並んでいるほどです。
しかし仮性包茎というのは本来なら手術の必要はなく、受けなくても良い治療です。
ネットで過激な宣伝を見ると不安になり今すぐ相談に行きたくなりますが、一度冷静になりましょう。
冷静になってクリニックの評判を調べたり必要性を考えてからでも、仮性包茎の手術を受けるのは遅くありません。